アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
「分かりました。」
「院長!?」
看護師の林さんが、(驚いた事に、この人も林さんなのね。)お父様を止めた。
「いづれ、向き合わなければいけない事だ。」
「はい。」
「部屋には、私が案内しよう。来なさい、つむぎさん。」
私は、お父様の後を二つ返事で、追いかけた。
「空はね、一番上にいるんだよ。」
お父様はどこか楽しそうに、エレベーターの最上階を押した。
「私もね。一日に一度は、空の顔を見に行くんだよ。」
その時、お父様も一人のおじい様なんだと、気づかされた。
最新式のエレベーターは、息もつかせないスピードで、私達を最上階に運んだ。
「ここだよ。」
そこにはVIP用の個室が、いくつも並んでいた。
「一番奥なんだ。」
誰もここまで来ないような、一番奥ばった部屋に、”折橋空”と名前が書いてあった。
「いいかね、心の準備は。」
「はい。」
元から覚悟を決めて来た。
「院長!?」
看護師の林さんが、(驚いた事に、この人も林さんなのね。)お父様を止めた。
「いづれ、向き合わなければいけない事だ。」
「はい。」
「部屋には、私が案内しよう。来なさい、つむぎさん。」
私は、お父様の後を二つ返事で、追いかけた。
「空はね、一番上にいるんだよ。」
お父様はどこか楽しそうに、エレベーターの最上階を押した。
「私もね。一日に一度は、空の顔を見に行くんだよ。」
その時、お父様も一人のおじい様なんだと、気づかされた。
最新式のエレベーターは、息もつかせないスピードで、私達を最上階に運んだ。
「ここだよ。」
そこにはVIP用の個室が、いくつも並んでいた。
「一番奥なんだ。」
誰もここまで来ないような、一番奥ばった部屋に、”折橋空”と名前が書いてあった。
「いいかね、心の準備は。」
「はい。」
元から覚悟を決めて来た。