アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
五貴さんが、顔を私に近づける。

シャンプーのいい香りがする髪が、私の鼻腔をくすぐる。

自分の心臓の音が、大きすぎてうるさい。


「指でイッちゃうのは、五貴さんだけ!」

「ああ……」

五貴さんの快感に満ちた顔が、私を見降ろす。

きっと五貴さんの、こんな表情を見る事ができるのは、今は私だけなんだ。

「今度は、一緒に気持ち良くなろう。」

そう言って五貴さんは、私と体を繋げた。

「あっ……」

さっきイッたばかりだから、繋がっただけで、快感が何倍にもなる。

「もしかして、またイッちゃった?」

私は、勢いよく否定した。

「またイかせてあげる。」

五貴さんの低音ボイスに、体がゾクゾクしてくる。

「ほら、動くよ。」

五貴さんが動く度に、全身に快感が押し寄せる。


「あっ、あっ、五貴さん……」

抱きしめた五貴さんの温もりが、伝わってくる。

「つむぎ……誰とでも、こういう事するの?」
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