アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
「まだ経験した事がない世界に、チャレンジしてみたい。それを可能にするのは、シンプルに仕事をするのが好きって言う、気持ちなんだと思うんだ。」

私は折橋さんの話に、吸い込まれて行った。

「君には、それがある。きっと僕の右腕になって貰えると、信じているよ。」

私は、息をゴクンと飲んだ。

そうだ。

このままこの話を断ったって、また求職地獄に陥るだけだ。

「……やらせてください。」

私は、両手をぎゅっと握った。

「私に、この仕事をさせて下さい。」

「つむぎさん!」

「私、頑張ります!」

折橋さんは立ち上がると、手を差し出した。

「うん。期待してるよ。」

私も立ち上がり、折橋さんの差し出された手を、両手で握った。

「はい!」


すると、さっきの内本さんが、いつの間にか折橋さんの隣に立っていた。

「内本玲亜です。宜しくお願いします。」

「水久保つむぎです。こちらこそ、宜しくお願いします!」
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