Wannabe
彼女は、武器を地面に突き立て
自らがうつぶせに倒れるのを防いだ。

膝を付いた状態で吐かれる息は
穏やかになる様子はない。

ハッ、ハッ……

ハッ、ハァッ………


体中に疲労感が広がるのと共に
目の光は次第に強くなる。

だがそれは、希望によるものではなく
餌を目の前にした獣と同じ色。
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