ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
ジャガイモ掘りは前世含めて初めてだったが、メルヴが優しく教えてくれた。

私はずっと、自分で育てた農作物で料理をすることに憧れていたのだ。

しかし、家庭菜園も世話できないほど仕事が忙しかったので、夢も叶わず。

こうして、生まれ変わってから畑仕事をできるなんて、思いもしなかった。

「不思議だわ。土に触れていると、心がホッと落ち着くの」

『殿下モ、同ジコト、言ッテイタヨ』

「え、イクシオン殿下も、ここの農作業をしにやってくるの?」

『ウン!』

畑仕事をするイクシオン殿下なんて、想像できない。今度、見せてもらわなければ。

「驚いたわ。ここのお世話は、メルヴ達に任せていると思っていたのに」

『ココダケジャナイヨ。家畜部屋デ乳搾リシタリ、餌ヲアゲタリ、イロイロシテイル、ミタイ』

「へえ、そうなんだ。以外」

メルヴ達を働かせて、イクシオン殿下は高みの見物だと思っていたのに。一気に親しみを感じてしまった。
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