幸せな結末
と唇をかみしめて返事をした。

二人は宗谷岬から静かに宿泊していたホテルへ戻った。
別々に戻ることも考えた。

でも今の二人には北海道からのこの戻り道が最後の時間だとわかっている。

だからこそ、複雑な気持ちのまま、それでも二人は手をつないだ・・・。








「俺、がでるから・・」
朝陽は理恵を家に残し、数日後一人病院の近くにアパートを借りて出て行った。
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