「悪」が似合わない君と。
美花side


「ねぇ君めっちゃ可愛いね」

「今スマホとか持ってないの?」

「ちょっと抜け出さない?」


やばいやばいやばい


人生最大の…


いや、最大のピンチはもう夏兄さんの時に経験したわ


人生2番目のピンチ!


ここは校舎裏


周りに他の人はいない


いるのはやばそうな匂いのする男×4


武内くんと場所を分担して案内していたところ


この四人にトイレへ連れて行ってくれと言われ案内したところ
なーぜかこっちが校舎裏に案内されたと


ピンチです


肩に回される一人の気味悪い手と


腰に回されるもう一人の気味悪い手


「ほんと可愛いね」

「モデルのハナに似てるって言われない?」

「ちょっと出かけようか」


男4人に抵抗できるはずもなく引っ張られるがままに何処かへ向かう


「や、やめてください」


やばいやばいやばい


怖い怖い怖い


声が出ないよ


助けて助けてお願い


リュードーさんっっ


思わず目を瞑った




ドゴ!!


へ?


いきなり鈍い音が響いた



「なーにやってんの?君たち」


!

この声


「夏兄さん?」


後ろ姿

間違うはずがない

銀色のネックレスをつけたスタイル抜群の男の人


「あ?なんだテメェ」

「ヒーロー気取りデスかぁ?」

「いやだなぁ。この子の顔見知りだよ」

「は?何言ってっっ」


そう言いかけた男の頭を鷲掴みにして地面に叩きつけた


「ぐふっ!!」

それから後ろにいた男のお腹に思い切り蹴りを入れる

「がはっ!」

一瞬で二人がノックアウト


「ハナちゃんに汚い手で触らないでくれる?」


にっこり笑って倒れている男の頭を踏んだ


…えぐいな


「次は?」


残りの二人をデススマイルで見る


「ひ、ひえぇぇ!」

「うわあああ」


二人は間抜けに逃げ帰っていった


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