「悪」が似合わない君と。



その日は一日中そんな気まずい空気で授業が過ぎた


全く、影響されすぎなんだよ


ただのリュードーさんじゃないか


帰りのHRがおわり


やっと放課後!


放課後といえば…浜田さん!!


「おいトン「シノセ!」


?


誰かに呼ばれた気が、ダブルでしたけど


あ、浜田さん!


「行くぞ」


「はいはい」


「え、え、なにやばくない?」
「どういうこと?」
「篠瀬さんってなんなの?」


浜田さんは教室に迎えにきてくれたので案の定クラスメイトからは注目の的


ふん!べつにいいし


どうとでもいえ!


浜田さんに続き出て行こうとした私の腕を誰かが掴んだ


「え?」


「おいトンボ」



「リュードーさ「彗さん!?な、なんでここに!?」


浜田さんがでかい声をあげた


まあ驚くだろうな


この人が教室にいるんだから


「浜田、お前なにやってんの?」


「は、はい」



う?…リュードーさんの目がクソ怖いぞ


浜田さんもめっちゃビビってるよ?


さっきまでざわついてたクラスメイトも静かになってるよ?


「トンボとなにやってんだ?」


「な、なに…」


あーもー!ここでの喧嘩はやめてよー


「浜田さんはこれから用事があるんです!わかったらその目やめなさい!それだから人が寄り付かないんですよぉ〜」


隣の浜田さんが固まった


クラスメイトも固まった


リュードーさんは目を丸くして私を見ていた


「まったく…笑ってればいいのに」


あ、これは…


そおっとリュードーさんを見るとさらに目を見開いていた


思わず数学の時のことを思い出してしまったのだ


ま、まあいいや


私は無理やり浜田さんの背中を押して教室を後にした



< 33 / 321 >

この作品をシェア

pagetop