明日は明日の恋をする
「鈴里さんってめっちゃ酒強いんだね。」

「そんな事ないですよ。結構酔ってます。」

「あはは、全然そう見えないし。」

タクシーを降りてホテルへ入る。そして部屋に着くまでの間、何度か鈴里さんの方をチラッと見る。

見れば見るほど綺麗な人だと思った。酒のせいもあり、俺の中にある余裕がどんどん無くなっていく。

足早に部屋まで行きドアを閉める。そして中に入ってすぐ彼女を壁に追いつめ、俺は左手を壁につけ半ば強引に唇を奪った。

「…課長。」

突然のキスに少し驚いたみたいだが、俺の唇を受け入れてくれた。

「ここまできて課長はないだろ…マイ。俺の名前知ってる?」

「…ナオ…ト。」

唇が離れた一瞬に俺の名前を呼ぶ。その瞬間、俺の中のスイッチが完全に入った。

最初は明日香ちゃんとの誤解が解けたら飲み会もお開きにしようと思っていた。もちろん、鈴里さんをお持ち帰りなんて考えてもいなかった。でも話をしていくうちに、何故だか彼女に対して好奇心を持ち、もっと彼女を知りたいと思った。でも、これは恋愛感情とかではない。本当にただの好奇心だと思う。

「余裕のなくなったマイの顔を見てみたい…。」

「私…もうそんなに余裕ないよ。そう見えない?」

「超余裕そう。」

服を着てても分かる彼女のスタイルの良さに思わず魅入ってしまう。ヤバイ…クラクラする。気を抜くと俺の方が先にやられそうだ。

こうして俺達はお互い大人の時間を一晩中楽しんだ。
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