好きだった人。好きな人。
初めてあった時好きになった人。

初めはたくさん話をした。

お互いのことも、仕事のことも、日常生活のことも。

「好き。」なんて言葉もお互いに言った。

あの時は物凄く楽しかった、一日があっという間に感じるくらいに。




そして、暫く時がたったある日。
好きな人が、好きだった人。に変わった。

会話が続かない、成り立たない。

相手にされない。

見向きもされない。

除け者にされる。


だから、もう、いいや。ってなって、

暫く顔も合わせなくなった。

合わせてくれなかった。

会いたくても、許してくれなかった。



こんなふうにされても、なぜか胸がざわざわして仕方がない…

…なんで。……なんで。………なんでどうして…!!

「好き。」
って、言葉が胸の中に残っているんだろう…。



どうしても、好きだった人を諦めきれなかった…。

自分以外の手に渡されなくなかった…。

自分以外の人に好きな人の普段見せない事を見られるのが嫌だった…。



ある時、会えることを許してくれた。

自分の気持ちを全て相手に伝えた。

分かってくれた。


好きだった人は、また、好きな人になった。


自分に色々なことを教えてくれた人。

本で、言葉で、綺麗に並んだ文字の束で……。


いっその事自殺しようとした時も、止めてくれたのはあなたでした。


もし、初めてあった時、あなたがいなければ、あなたに会っていなければ…

今、ここに、自分はいなかったのかもしれない。


今も尚、好きな人であるあなたへ。

ありがとう。

「大好きだよ。」


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