溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
「お散歩してるってことはお近くですか? 」
患者さんに接するような爽やかキャラで尋ねる。


「ええ、といってもこの子は実家の子で預かっていて。
朝晩のお散歩が結構大変で。
引越ししてきたばかりで、コースもまだ未確定ですごく効率が悪いんですよ。」


「僕もここから5分ほどのマンションなんですよ。
なら、ご近所さんだ。
これから近くに夕食に行くんですが、友人誘ったら急患で振られちゃって。
良かったら、夕食ご一緒にいかがですか?」


「あの、えーと…」


「申し遅れました、いきなり誘ってすみません。
あそこの病院に勤務している 久我 亮と言います。
29歳 独身、脳神経外科医です。」


「三上 玲奈と申します。 24歳です。
最近、この近所に越してきました。
現在は無職です。」


お互い見合わせ、遠慮がちに挨拶して、目があった。
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