溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
彼の隣でずっと過ごせたら。
そう願う自分が、これからどうするべきか対応を思考する。
スウェーデンの上司リカルド氏にも相談するべきか。
早めの情報共有は鉄則だ。
スウェーデンへ戻って状況を今一度、精査した方がいいのか。

休職してるとはいえ、国立の病院だ。一定の給与と公務員として
扱われる。今も休暇と給与が一部支払われている。
実際、今もメールやテレビ電話で患者さん対応もしているのだ。



日本に帰国してかけがえのない彼と出会ったことで想像以上に気持ちの方向が変わったのも事実。
でも、自分のポジションをすてられるの。

これからの未来があるのだろうか。
公認の中になり、私は彼との未来を望んでいるんだろうか。
今の恋愛を楽しめさえすれば満足なのかも知れない。
隣で笑えたら。それだけで。

彼はどう思っているんだろう。
家族を含めみんなから応援してもらえるオープンな関係だ。
同棲こそしてないが最近はお互いの家を気軽に行き来している。
日本へ定住すれば彼の側だけでなく、両親にも寄り添える。
そもそも医師を続けたいのだろうか?
華道家として働くのも好きだ。
日本に長く住んだことがないからか、ここで定住するイメージが出来ないでいた。
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