溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
俯いたまま伝えると、何も返ってこない。

怒ってる?呆れてる?もういいやって冷めた?
男の人の心理が分からず、怖い。

何か言わなきゃと思うのに何も言えず。ほんと恋愛値の低さに悲しくなる。
いつも私を喜ばせてくれるのに、私は嫌な思いばかりさせてる。
この前だって勝手に勘違いして彼を不安にさせた。
結局、今回彼を気軽に誘ったばかりに嫌な思いばかりさせて。
付き合って数ヶ月経た今、私の欠点も見えてくる頃だろう。

すると彼が一言

「ふざけんな…。」

そう呟いたかと思ったら、私をすり抜けて部屋から出て行った。
怒ってる…。そうだよね。

どうしてこうなるの…。
ちゃんと最初から隠さず伝えれば、先輩に辞退すれば、
彼じゃなくて恵ちゃんとか女の子とくれば。どうすればよかったのかあれこれ考えてたら
ポロポロ涙が出てた。お腹も心もズキズキ痛い。

外の空気で頭を冷やそうと、テラスの前に座った。

三角座りして、考える。
探しに行って、謝るべき?
このまま振られちゃうのかな?
スウェーデンに戻る前にあっけなく破局、悩むまでもなかったのか…。

ぼんやりと途方に暮れた。
はー、先輩、温泉ご飯最高だったのに、私、バカでごめんなさい。
恵ちゃん、エステもネイルも意味ないよ。
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