溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
30分後、彼女はちゃんとカフェにやってきた。
メガネをとり、ジーンズからワンピースに様変わりした彼女は
とんでもなくかわいいかった。

まずい、落ちるかも。


30分でUターンして着替えてきたんだから髪型は変わってない。
コンタクトとワンピース、口紅がよく似合っていて。
早業でこの仕上がり、派手すぎず、地味すぎず。

やばい、どストライクかも。


カフェにいる男性から視線を浴びているのにも気付かず
フワリと

「お待たせしました」

と言って、


俺は田中と一緒にいくはずのお気軽居酒屋へ彼女を連れて行った。
もっと、お洒落なフレンチでも待ってる間、予約すれば良かった。
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