溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる



これが私達のやり取り。
跡取り息子として育てられた彼は私には本性を見せている。

一個上の清史郎は王子のようなルックスで何かと有名らしい。
若いお弟子さんが入会を待っている状態だとか。
物腰の柔らかさで人気があるけど、小さい頃から知る、身内の私達兄妹には
本性見せて、この言い草。

応戦するのはお互いに楽しみでもある。
毒をぶつけ合い、笑いあう変な仲の良さだ。

「今日は不純な動機で入会してきた弟子たちに、バシッと見せつけてやってくれ。
俺はアイドルのお飾りになる気は無い。」

「お弟子さん大事にしないと。清史郎の代で終わっちゃうよ。」

「大丈夫だ。そこは任せろ。とりあえず今日は上手く立ち回ってくれ。」


一通り、やるべき事をやり終えたころに清史郎とランチへ出かけた。
ホテルの上階にあるレストランだ。
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