溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
少しずつ近づく距離(玲奈side)
亮さんとラーメンを食べてから2週間が過ぎた。

私は母の代理でお弟子さんにお稽古をつけたり、
実家に帰って両親にあったり。

清史郎のところへも遊びに行ってお稽古つけてもらったり。
日本での仕事のことも手を抜けない。
あと4週間。
ありとあらゆる可能性を考えて、関係各所対応していく。

亮さんも忙しいようであれからご近所にもかかわらず全く会ってない。
学会で地方に泊まりとも言ってたな。
メールはよくおはようメールが来るけど。
可愛いスタンプを送ってくれる。


会いたいな。

ふと時間がある時、亮さんのことを考える。
好きなのかな。
恋愛経験値の低い私は自身がない。

中学生くらいの頃はおませで、男女でグループデートとかよくしてたけど。
高校はアメリカでスウェーデンと違う温度差にボーイフレンドって呼べるのは一人。
卒業のプロムのペアを求め、一気にカップルが増えるのが卒業一年前。
先輩達の卒業式を見て、おひとりさまは嫌とばかりに恋人同士が成立していく。
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