溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
告白(亮side)
大切な人がお母さんだと聞いて、男の影がない事にホッとしたけど。
次々に話をする玲奈ちゃんの話に驚いた。

でも、彼女の医師以上に背負っている現状にもっと癒してあげたいと思った。
俺の方が癒されてばかりだけど。
この時期に彼女にアプローチしたのは負担でしかないのかも知れない。

今はこうやって一緒に楽しい時間を過ごせれば十分だ。
少しでも、気を抜いて癒してあげられるように。



美味しいタコ飯と汁椀で〆てくれた夕食はどれも美味しくて幸せだ。

海外ではタコを食べる習慣が無いので、日本でタコを堪能できるのがうれしいと言って。
今度はタコパしようとなり、たこ焼きプレートを買いに行こうと約束した。



寝ていたので挽回と片付けを手伝う。

片付けが終わって、彼女の飾っていたたくさんの写真立てを見せてもらった。
かわいい写真だ。

小さな頃のピアノの発表会の写真が目につき、ピアノを弾いてってお願いしたら、
ちょっと酔った彼女が何を弾こうか思案している。
ほろ酔いで幸せそうだ。
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