溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
二人とも助かるといいな。
救命のあの人はとてもスマートに応急処置をしていたし、その人が
手助けしているなら大丈夫と信じたい。


今日起きた事故を考えながら、カフェの片隅でウトウトしてしまっていたのか、
スマホの着信音へ驚く。
ビクッとしながら受けると、秘書のフェリックス氏だった。
オペが終わったとの連絡。

病室に向かい、しばらくは集中治療室らしいが、母子両方助かった。
胎児が危険な状態らしいが 今後の経過次第らしい。
回復を祈る。

カロリーヌちゃんも目覚めていて、よく頑張ったねと励ました。
リカルド氏にも大変感謝され、且つスウェーデンで医師をしている私の経歴から
スウェーデン繋がりができあらためてお礼をと言われ病院を後にした。


フェリックス氏が手配した車に乗り、見送られ家路に着いた。
そんな一日だった。
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