気づいて

••波打ち際


車を走らせること一時間
車の中では、自分の仕事の話しや
莉央さんの仕事の話しを聞いたりした。

話していても飽きずに
アッという間に一時間だった。

車から海岸に降りた。
今は秋口
遠くにサーファー達が見えるが
夏の海の賑わいはない。

砂の上は、歩き辛いと思い
砂浜でないところを
二人で歩いた。

すると立ち止まり
彼女が波をじっと見ていたので
「近くに行きますか?」
と、言うと
「行っても?」
と、言われたから
「どうぞ」
と、彼女に手をだすと
恥ずかしそうにしながら
手を出すから
ぐっと繋いで波打ち際まで
歩いた。
「大丈夫?歩き辛いのでは?」
「歩き辛いけど、大丈夫です。」
と、言う彼女に
「ゆっくり行こう。」
と、言って手を繋いだまま歩いた。
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