あなたの好きなおでんの具を知りたいと思うくらいにはあなたが好き
大きな仕事はとりあえず終わっていて一段落した時だったから少し処理をして直ぐに退職できた。


すごくラッキー。


「ちょっと、待って、」


腕をひかれた。


後ろを見ればさっき別れたはずの課長が息を切らして立っている。


「なにしてるんですか?
追いかけたりしたら怒られますよ?」


とかいいつつ喜んでる私は諦めが悪い。


「ちゃんと言えなかったから」


と、急に改まる彼。


「なんですか?」
< 14 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop