あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
翌日の日曜、久し振りに寝坊した。

いろんなことがありすぎて、なかなか寝つくことができなかった。

考えることを放棄したが、思い出すのは激しく唇を重ねた恭一さんとの熱いキスや、その見惚れるほどの端整な顔、『結婚しよう』と冗談混じりに囁く甘い声…。

仄かに香消毒薬と彼自身の香り…。
一瞬でもときめいた自分に嫌気がさす。

心がぐらつくから神様が私に罰をあたえたんだ、、、。

見知らぬ女の子と楽しそうに腕を絡めて、店内に入っていった二人の姿…

偶然目にしてしまう自分はなんてタイミングが悪いんだろう。

知らないうちに涙があふれる。

「昨日いた人は誰?」

そんな簡単な一言なのに颯馬に聞くことができない。

本当は颯馬に抱き締めてほしい。
甘いキスをしてほしい。
私の心を颯馬でいっぱいにしてほしい。

こんなにもこんなにもどうしようもないくらい好きなのに…颯馬が遠い、、、、
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