結婚してみませんか?
夢中になってキスを交わしていると、突然我に返ったかのように智章さんは私をパッと離した。

「ごめん、恋ちゃんはゆっくりしなきゃ。」

「これ以上求めたらダメですか?」

「ったく、俺すっげぇ我慢してるのに、何でそんな可愛い顔して言うかなぁ。」

智章さんは私をお姫様のように抱きかかえて、智章さんの部屋のベッドまで運ぶ。そしてベッドの上に私を寝かせて、そのまま私の上に覆い被さった。

「具合が悪くなっても知らないからね。」

「その時は看病お願いします。」

私が笑顔で言うと、智章さんも笑みを浮かべて優しくキスをしてきた。その唇は首筋から胸元まで移動し私の反応を楽しむ。

「…あっ、1つ言い忘れてました。」

「何?」

「私、智章さんの事…大好きです。」

満面の笑顔を智章さんに見せた。

「俺も…。」

それから2人で愛を確かめ合った。

< 52 / 58 >

この作品をシェア

pagetop