愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?
紗香が部屋を出て行ってからも、私はなかなか眠れなかった。
いろんなことが頭の中をぐるぐる回って…
あれこれ考えても、結局、どうすれば良いのかわからなかった。



やがて、夜が明け…隣の部屋で紗香が起きる気配を感じながら、私はあえて起きなかった。
紗香と顔を合わせるのが怖かったから。
パン屋さんは土曜日も仕事があるから、お母さんと紗香はもうじき出て行くはず。
お父さんは今日は休みだから家にいると思う。
でも、お父さんにも昨日のことを話すのはやめよう。
今日ならきっと笑えるから、適当なことを言って誤魔化そう。



とりあえず、もうここにはいられない。
家に帰るか、ネットカフェにでも泊まろうか。



下が静かになったのを確認して、こっそり降りて行く。
やっぱり、お母さんと紗香はもういなかった。



顔を洗って、簡単に化粧をして…
お父さんの部屋に行ってみたら、そこには誰もいなかった。
お父さんもいつの間にか出かけたみたいだ。



これからどうしよう?
とりあえず、冷蔵庫にあるもので簡単に朝ごはんを済ませて、ぼんやりテレビを見ていたら、玄関のチャイムが鳴った。
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