愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?




(わぁ~~…)



2時間程車を走らせて、着いたのは眼下に海の広がる小洒落たレストランだった。
柊司さん、さすがにいろんなお店を知ってるね。
私なんて、ここがどこなのかもわからないのに…



車の中では、柊司さんはいつもよりおとなしかった。
だから、私もあんまり話さなくて…
気詰まりだったけど、景色を見ている振りをして、なんとかしのいだ。



「ちょっと早いけど、ゆっくり食べれば良いよね。」

「はい、そうですね。」

お昼にはまだちょっと早いせいか、割と不便そうな場所柄か、お店はけっこう空いていた。
そうでなくても、席と席の間隔が離れててゆったりしてるから、話はしやすそう。
昨日のこと…うまく話せるかな。
やっぱり、うやむやには出来ないよね?
まだ私の心の中は整理されていないんだけど…



まずは、メニューを開く。
海の傍だからか、シーフードの料理が多いみたいだ。



「これ、美味しいよ。」

「そうなんですか…じゃあ、それにします。」

やっぱり、柊司さんはここに来たことがあるみたい。
誰と来たのかな?
その時、不意に頭に浮かんだのは八重樫さんの顔…
私、まだ気にしてるんだな。
うん、そんなに簡単に忘れることは出来ないよね。

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