愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?
「あ…あぁ、そうだわ。
芹香さん、甘いものはお好き?」

「は、はい。」

「咲子さん、何かスイーツをお願いね!」

お義母さんが、大きな声を出した。
柊司さんとお義父さんは、俯いて黙々とお寿司を食べ続ける…



なんか、変だよね?
スイーツは、お寿司を食べた後で良くない?
私が戸惑ってる間に、テーブルの上には美味しそうなお菓子が並んで…
どうやら大福餅のようだ。



「芹香さん、さぁ、どうぞ。
中にフルーツが入ってて、美味しいですよ。」

「はい、ありがとうございます。」



お寿司の合間に甘いものっていうのは、ちょっと微妙だけど…



(あ…メロンだ!)

なんていい香り!
お寿司でちょっとあぶらっぽくなってた口が、急にさっぱりした。
きっと、高級なメロンなんだろうね。



「フルーツがみずみずしくて、すっごく美味しいです!」

私がそう言うと、三人とも嬉しそうな笑みを浮かべた。



「それは良かったわ。
今日、あなたたちが来ると聞いたから、買いに行ってもらったのよ。
柊司も食べてみなさいよ。」

「うん、あとでいただくよ。」

「芹香さんは、洋菓子と和菓子ではどちらがお好きかな?」

「はい、私は美味しいものならなんでも。」

「そうか、そうか。
芹香さんは、おおらかで良いですな。」

おおらか?
お義父さんも、柊司さんと同じことを言う。
さすがは、親子だね。
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