千紘さんのありがた~いお話
 だが、すぐに立ち上がり、
「ああ、ちょっと遅くなったから、今日は菓子パンかなにかでいいぞ」
と言って布団を上げ、さっさと行ってしまう。

 今、なにが……とぼんやりしている間にも、千紘が洗面所に行ったり、クローゼットを開けたりしている音が聞こえてきた。

 そうだ、こんな場合じゃないっ、とようやく気づき、真昼も慌てて起き上がる。




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