極艶恋~若頭は一途な愛を貫く~
そのうちに痛みは徐々に引いていき、実乃里の体は喜びを覚え始める。


「龍司さん、もっと……もっとして……」

催促するように身をよじって訴えれば、こめかみに汗を流す龍司が挑戦的に目を光らせ、ニヤリとした。


「処女のくせに生意気な。それなら後ろを向いて尻を突き出せ。壊れるほどに激しく抱いてやるよ」


ひと突きごとに体に彼が刻まれていくようで、実乃里は快感と恋に溺れる。


「好きです、龍司さん……ああっ」


シーツを爪を立て、声が掠れるほどに喘ぎながら、この先には恋人というゴールが待っているに違いないと、実乃里は信じるのであった。



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