サヨナラ blue spring
キュン死に確定
座席表の前でたたずむあたし…

「本当に終わった。あたし…マジで死ぬかも」

「無い、無い!!死なない、死なない!!そこまで彼の力は無いと思う!!」
大笑いしながらあたしを見つめる奈津。

北川君への恋を告げたあの日の奈津を思い出した

「いや、彼のパワーは半端ないよ!あの笑顔は瞬殺だよ!!!間違いない!!」
…あたしも笑いながら伝えた

黒板に背中を向けて自分の席に向かう

北川君は教室の後ろの廊下側に居た
百人一首大会で同じチームだったサッカー部の男子と一緒に

あのキラキラの笑顔をふりまきながら☆


…はぁ、キュン死に。


自分の席に着き、机の右側のフックに鞄をかけた。
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