一途な御曹司と16歳の花嫁
「あ、えっと私達も下にお出迎えに行った方がいいんじゃない?」
「呼ばれてからでいいだろ」
「ダメだよ。行こう」
彼は気乗りしないみたい。
旦那様に会いたくなさそうにも見えた。
その時ドアがノックされる音がして、飛び上がるほど驚いた。
「伊織さま、旦那様がお呼びです」
いつもと変わらない南さんの抑揚の無い声がした。
彼は黙って立ち上がり、行ってくるよと呟く。
「ま、待って」
だけど、直前になって私はためらってしまう。
大好きな人の手を離すなんて、本当にできるの?
嫌、やっぱり。
離婚されられたくない。
「どうした?」
「行かなかったらダメかな」
彼はまだ知らない。父と旦那様が私達を離婚させるつもりでいることを。
「・・・」
彼は何も言わずにドアの方へ歩いて行くから、その後をノロノロと追いかけた。
「呼ばれてからでいいだろ」
「ダメだよ。行こう」
彼は気乗りしないみたい。
旦那様に会いたくなさそうにも見えた。
その時ドアがノックされる音がして、飛び上がるほど驚いた。
「伊織さま、旦那様がお呼びです」
いつもと変わらない南さんの抑揚の無い声がした。
彼は黙って立ち上がり、行ってくるよと呟く。
「ま、待って」
だけど、直前になって私はためらってしまう。
大好きな人の手を離すなんて、本当にできるの?
嫌、やっぱり。
離婚されられたくない。
「どうした?」
「行かなかったらダメかな」
彼はまだ知らない。父と旦那様が私達を離婚させるつもりでいることを。
「・・・」
彼は何も言わずにドアの方へ歩いて行くから、その後をノロノロと追いかけた。