2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~
反省…


彼氏じゃないにしても、樹さんは、とってもオシャレだから…


だから、一緒にいても恥ずかしくないような、ほんの少しだけ可愛いパジャマを買いたいなって。


ショッピングモールに着いた時、誰かに声をかけられた。


『あなた、この前の…』


目の前に、見覚えのある人が立っていた。


『あっ!あの時の』


その人は、最後のデートの時に、ばったり会った…柊君の彼女だった。


そう、見た目が派手な…


気の強そうな彼女。


ちょっと、気まずいな…


『この前は…柊のことで、いろいろ言って悪かったわね』


え…


意外にも、優しい口調で謝ってくれた。


『いえ、そんな…こちらこそ…すみません』


なぜか、私もつられて謝ってた。


『元気にしてる?柊。同じ会社なんでしょ?』


『柊君とは、もう会ってないんですか?』


『…あの時、気が動転して、あんな風に別れるなんて言っちゃったけど、やっぱり…寂しくてね。1度だけ、連絡したんだ。そしたら、柊…』
< 169 / 244 >

この作品をシェア

pagetop