しあわせ食堂の異世界ご飯4
「もちろん、アリア様の侍女である私もです! 何か困ったことがあれば、微力ですがお手伝いさせていただきます」
「ありがとう、ふたりとも」
 ひとまずは、リントに学園の話を聞けたことでほっとする。
 エストレーラはそういった、いわゆる『人気取り』というものが必要なかった。たまに嫌な貴族もいはしたが、別に王位を狙うような人はいない。
 アリアはよく町で住民たちと話をしたりしていたし、採れたての新鮮野菜をおすそ分けしてもらうこともあった。誰もが、アリアが料理好きの王女ということを知っていた。
 ジェーロとエストレーラは違うけれど、みんなが笑顔でいられる国になればいいと……アリアはそう願っている。
< 73 / 202 >

この作品をシェア

pagetop