完璧人間サマは私に夢中。

凛ちゃんに従って地下鉄に乗って数駅。


「降りるよ!」


「はーい。」





駅から出てから徒歩5分もたたないうちに凛ちゃんが止まった。


「ここー!」


「え…?」


凛ちゃんが止まったのは白い豪邸の前。



ぱっと見でもすごく大きくて広そうだし、近代的なデザインですごくおしゃれ。


私が豪邸を見て固まっている間に、凛ちゃんがインターホンを鳴らして門を開けてもらっていた。



「とわー?置いてくよー?」


「…い、今行く!」




門をくぐる直前に見えたのは"真木"と彫られている表札だった。




< 46 / 237 >

この作品をシェア

pagetop