桜が咲いた今日、人生で二度目の嬉し泣きを
緊張と就職試験
九月になると、就職試験のことで頭はいっぱいでした。一日のどこかで緊張が生まれます。

先生が指定した面接練習は二日。そして、集団面接が一回ありました。その後は、自分から先生に面接練習をお願いしなければなりません。

九月に入ってからの面接練習は、夏休みに比べるとグッとよくなりました。

「大丈夫、私ならできる!難しい検定も合格してるし、手話だってできるじゃない!」

面接練習が始まるまで、ずっと廊下で何度も「大丈夫」と繰り返しました。すると、少しずつ気持ちが落ち着いてくるのです。

自分にできること、成功した時のことを思い出し、私は面接練習に臨みました。すると、今までもらえなかった高評価がもらえ、先生に褒めてもらえたのです。

「まだちょっと表情固くない?」

そんな言葉もありましたが、ガチガチになっていないことに安心することができました。そして、校長先生を前にした集団面接の練習をすることになったのです。

集団面接は、同じ介護系の仕事に就く七人ほどで行います。面接官は、校長先生と進路の先生二人です。
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