守り続ける…俺のそばで!
3回目の呼び出し音で…

「もしもし」

先生の声だ

「もしもし私です…東です」

「東か!良かった〜あんな事言って
電話来なかったら…なんて考えてた」

先生…私と一緒でドキドキしてたのかな⁇

でもドキドキしてるのがバレるのが
嫌だったから…

「どうしたんですか⁇」

平常心を装って聞いてみた

「あ〜うん…その〜早く土曜日の予定
聞きたくて…」

先生の事ちょっと可愛いと思ってしまった

「そうですね…バイトもないし
大丈夫です」

「本当に⁇無理してないか⁇
彼氏とデートとか…」

彼氏なんていませんよ〜
先生の言葉を被せる様に

「無理してませんし…彼氏なんていません!
先生の方こそ…私を誘って
彼女さんとか怒りませんか⁇」

「彼女なんかいないよ!好きな子はいるけどな」

彼女いないんだ
どこかホッとしている
でも…

小さい声だったけど"好きな子はいるけどな"
の言葉は聞き逃さなかった

ちょっとショックかも…あれ⁇なんで⁇
ショック受けてるの⁇嫌いなはずなのに…
なんか胸がチクッとする

「明日も電話していいかな⁇」

「えっ!」

嘘〜明日も電話してくれるの⁇

「迷惑か⁇」

「い…いえ
大丈夫です」

「そうか…よかった
じゃあゆっくり休め
おやすみ」

「おやすみなさい!」

電話を切っても先生の優しい声が残ってる







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