守り続ける…俺のそばで!
高橋友美は同じ階だったが端の部屋だった

部屋をノックをした

ドアが開いた

そこには高橋のお母さんがいた

「初めまして…友美さんが通っている
〇〇高校の教師をしてます
大川 健といいます
先程校長から連絡をもらい…
様子を伺いに来ました
事故と聞きましたが…」

お母さんは高橋の傍に行き
俺も傍に行った

「いつもお世話になっています
まだ意識が無くて…
朝…職場に向かう時に…
友美には彼氏がいました
その彼氏のバイクに乗っていて…
脇道から自転車が出て来て…バランスを
崩し、転倒したと…」

「失礼な事を聞いてもよろしいですか⁇」

「はい⁇失礼な事⁇」

「すみません…その彼氏さんの
名前わかりますか⁇」

「はい!遠藤 勇さんです…たぶん彼も
搬送されていると思うのですが…
わからなくて…とっても友美を大事に
してくれていて…」

俺は…やっぱり!と思った

高橋のお母さんに

「遠藤 勇は、自分の親友です
今…彼の所にいました
先程息を引き取りました…
最後に"友美"と言って心配してました
だから…大丈夫って言いました
安心したのか…眠る様に…」

声が詰まってしまった

俺は高橋に

「勇が守ってくれてるから…頑張れ!」

そう声をかけた

「先生辛い中ありがとうございます」

お母さんは頭を下げた

俺は黙って頭を下げた

「お大事に…」

と言って部屋を出た










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