私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
監督会議が終わり
急いでエレベーターに乗り込む。



一緒に乗ったのはルートと総監督。



てか、総監督と一緒に乗れる立場が
私たち2人だけっていうね。



『お前は、全く。』



『ふふ、ごめんね。おじいちゃん。
それにルートも』



『ん?』



ルートは分かってないみたい。



『お前とテイラーは
完全に千夏にバカにされとるぞ』



『はぁ!?』



くすくすと笑う。



『どうゆうこと!?千夏!!』



『ふふ、ごめんね。


本当は話の内容も聞いてたし
私の為って分かってたけど
わざとあんな態度してたの』



『何で!?』



『だって、これ以上テイラーが構ってきたら
レオの邪魔でしょ?』



『......』



『私がレオの足を引っ張ることは
あっては行けないことよ。


だから、敵は排除しなきゃ』



私がそう言うとルートは驚きに顔を染め
総監督は首を振る。



そう、私は決してレオの邪魔になる事を
許しては行けない。



しかも私経由なんてもってのほか。



絶対、叩き潰す。



チン



エレベーターが1階で止まる。



あれ?そういえばルートも
総監督もボタン押してないよね?



まぁ、いっか。



『おじいちゃん。』



『.....なんじゃ』



総監督は嫌そうな顔をする。



ふふ、だってこう言った方が
おじいちゃんはお願いを聞いてくれるんだもん



『今日はみんなで外食行ってくるね』



『面倒事は起こすな』



『頑張る』



私はエレベーターを降りると
すぐ側に待っている仲間の元へ走る



『だま、されてた?』



『可愛い顔して怖いんじゃよ、女は』



『ですね。』
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