私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
「今年のトップリーグの試合はあと2戦。
絶対間に合わないので、来年期待します。」



「奇跡が起こるといいけど」



「霧島さんの足については起こりませんね」



霧島さんが肩を竦める。



「千夏ちゃん。」



「はい?」



「チームを、よろしくね」



「???」



「きっと、千夏ちゃんのおかげで、
チームはここまで勝ちにこだわってる」



「そう、でしょうか?」



昔から優勝を目指せるようなチームの
はずだけど?



「きっと、千夏ちゃんとレオが来てくれたから
このチームの選手たちは
危機感を覚えて、
より一層一生懸命になったんだと思う。」



「だと、いいですね。」



「だと、思うよ。」



柔い風が吹いてコート内の芝を揺らす。



「おーい!飯行くぞー!」



「俺病人......」



「いいじゃないですか、
呼ばれないより」



「まぁたしかに。」



「まぁ、2度目はありませんけど」



「気をつけます。」



「はい!気をつけてくださいね!」



そう言って、レオの背中に向かって駆ける。
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