【放浪恋愛】まりなの日記

【アタシ…もう一度結婚がしたいよぉ…】2013年

1月20日・くもり

まさみさんは、看護専門学校を卒業後は実習先である矢田にあるM病院に就職することが決まりました。

他にも、友人のダンナの職場では社内恋愛で知り合ったカップルさんがおじ夫婦のバイシャクニンで挙式披露宴を挙げることが決まるなどおめでたいことばかりが続いていました。

せやけん、アタシの気持ちがすさんでいた…

この日は、友人のダンナの職場で知り合ったカップルさんがごあいさつに来ていた…

おじ夫婦は、心尽くしの用意ができているからと言うて、婚礼衣装や婚礼家具やブライダル家電が置かれている部屋にカップルさんを案内しました。

その時でありました。

アタシは、ドカーンとブチ切れていたので、カップルさんが挙式披露宴で着用するドレスを刃渡りのするどいサバイバルナイフでズタズタに切り裂いていた…

それを目撃したおじ夫婦が激怒したけん、アタシはおじ夫婦とカップルさんを激しい力でどつき回したった…

「まりなさん!!何てことをするのだ!?」
「何よ!?あんたたちこそ何なのよ!?アタシのことをのけものにして!!何が心尽くしの用意ができているから!?フザケルな!!」

アタシは、どつきあいの大ゲンカを起こして、家から飛び出したあと、Y公園まで走って行った…

アタシは、Y公園の砂場で泣きながら砂場の砂に八つ当たりをしていた…

心配になっていた友人は、アタシを追いかけてY公園まで走って行った…

「まりな…まりな!!ねえまりなってば!!」

アタシは、砂場の砂に八つ当たりをした後、ひどく泣いていた…

「アタシ…もう一度結婚がしたいよぉ…もう一度結婚がしたいよぉ…結婚がしたいよぉ…」

アタシは激しく泣いていたけど、どんなに泣いても、どんなに涙を流しても、悲しみは深まって行くばかりだった…
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