【放浪恋愛】まりなの日記

【アタシたち!!結婚します!!】

11月13日・雨

アタシはこの日、とっておきの切り札を使う決断を下しました。

アタシは、夏休みに福山から遊びに来ていた大学生のカレを学校に連れて来たあと、担任の先生に紹介しました。

「紹介するわ…アタシの婚約者です…アタシ…高校を卒業したら…カレと…結婚をしますから…」

担任の先生はアタシの言葉を聞いたので、おどろいた表情になっていました。

カレは、担任の先生にこう言いました。

「ぼくは、大学卒業後に一流総合商社の内定がもらえたので…まりなさんとすぐに結婚をします。」

(ビリビリビリ…)

アタシはこのあと、担任の先生の前で奨学金の申し込み書を破り捨てた…

この時、担任の先生はえらいケンマクでアタシに怒っていた…

「なっ…何だと!!もういっぺん言ってみろ!!君は、先生の厚意（こうい）をけかえすと言うのだな!!せっかく北条にある付属の４年生大学に行けるようにアレコレとセッティングしてあげたのに!!どう言うことなんだ!!どうして結婚を早々と決めたりするのだ!!ダメだダメだ!!先生は認めないからな!!新しい書面を渡すから、奨学金の申し込み書に署名をして先生のところに持ってきなさい!!」
「断るわ!!大学と言うてもコネ入学で行くような大学なんて行きたくないわ!!」
「先生の言うことが聞けないのか!?」
「ああ!!その通りだよ!!アタシはね!!資格なんかなくても元気な体さえあればどこでも雇ってくれるわよ!!」

カレはこの時『やめろよ!!このセンコウに何を言ってもムダや…学歴と収入面だけはええクセにモンペア(モンスターペアレント)の親から『〇〇ちゃん』と言われてはるマザコンの虫ケラ以下のクソセンコウなんだよ…学校の先生だなんて肩書きだけ…このセンコウは女子生徒にセクハラするために先生になったクソッタレや…』と言いましてアタシを止めたあと、担任の先生にツバをはいてアタシを教室から連れ出しました。

結局、話し合いは平行線をたどったままの状態終わりましたので、担任の先生と気まずい状態になってしまいました。