クールな婚約者との恋愛攻防戦
「え? しょっぱくない?」

「かなりしょっぱい」

「だよね」

「でも、今朝まで電子レンジで目玉焼き作ろうとしてた奴が作った料理にしては、合格点すぎるだろ」


えっと……それは褒め言葉?


でも、もっと叱られるかと思った。


朝もそうだったけど、樹君は、頑張った部分はちゃんと見てくれる人なんだな。


……分かり辛いけれど、やっぱり優しい。




「明日からはもっと美味しいもの作れるように頑張るね!
とりあえず、今日はほとんど家政婦さんの料理だけど、一緒に食べよう!」

「じゃあ先に着替えてくる」

「うん!」


ーークールな婚約者との突然の同棲生活、何とか上手くやっていけそうです。
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