悪魔のフリしたホストくん。
忘れなきゃ…
卓弥の背中に
手を回したい気持ちを抑え
卓弥の腕の中から
抜け出した。


『今まで、ありがとう…
荷物は卓弥のいない時間に
取りに…来るから…
じゃあ、ね…』


バッグを持ち走った…。
まだ行くとこも
決まってないのに…


とにかく忘れたい。
結婚する前によく通ってた
barへ行った。


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