女40歳、お嫁にもらってもらいます!
19
「いらっしゃい。」

私を玄関先でにこやかに迎えてくれたのは、小島くんだった。

そして小島くんの表情が一瞬曇る。

「あのですね…、係長。」

少し奥を伺いながら、何か言いにくそうだ。

「どうかしたの?小島くん。」

私がそう聞いた瞬間、その奥から西田の声がした。

「係長に早く入ってもらってよ。」

「はい。」

小島くんはしっかりと西田の尻に敷かれそうだ。

中に招かれた私はそこにもう一人いた人物に驚いた。

「主任…。」

私の驚いた表情に、西田があわてて答えた。

「係長との電話を切った後に、主任がここへ来られたんです。」






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