女40歳、お嫁にもらってもらいます!
身体の違和感…、痛みは別として。

「どうしよう…。」

そうつぶやいた私に、彼の手が私の背中に触れた。

「きゃっ。」

思わず叫んでしまった。

すぐにその手は私の前に回り、私は彼の胸に背中から抱かれていた。

「係長…、いえ、郁美…。」

私の身体がびくっと反応する。

「…身体は大丈夫?」

そう声をかけられた瞬間、私の体温が明らかに上がった。

そして昨晩の記憶がよみがえってくる。

「好きだ、郁美…。」

そう彼は何度も囁きながら、私と何度肌を重ねたんだろう。

私はただただ彼のなすがままで…、抵抗出来なかった。

< 31 / 225 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop