篠田くんの取扱説明書
素敵なものばかりで、どれにしようか悩んじゃう…。
1個なんて選べないなぁ…。
うーん…と腕を組んで考えていたら、
篠田くんが、1つのブレスレットを手に取った。
「秦太、これもらうぞ」
「おー、なんでも持ってけー」
篠田くんは椅子に座ってグダってた蜂谷くんに声をかけ、
私の手を掴んだ。
「…へ?」
「……うん、似合う」
「え…」
「俺の分は久我にやる。
久我は好きなの選べよ」
頭の上に「?」をいっぱい飛ばしている間に、シャラ、と左手首に桃色のブレスレットがつけられた。