篠田くんの取扱説明書



素敵なものばかりで、どれにしようか悩んじゃう…。



1個なんて選べないなぁ…。



うーん…と腕を組んで考えていたら、



篠田くんが、1つのブレスレットを手に取った。




「秦太、これもらうぞ」



「おー、なんでも持ってけー」




篠田くんは椅子に座ってグダってた蜂谷くんに声をかけ、



私の手を掴んだ。




「…へ?」



「……うん、似合う」



「え…」



「俺の分は久我にやる。
久我は好きなの選べよ」




頭の上に「?」をいっぱい飛ばしている間に、シャラ、と左手首に桃色のブレスレットがつけられた。




< 157 / 287 >

この作品をシェア

pagetop