絶対離さないから。
もう一度差し出された手を、わたしはしっかり握り返した。


「うん!」


わたしたちはゆっくり歩く。


同じスピードで隣り合わせで。


ねぇ、ももえ?わたし、ももえに親友だって言われた時、どんな感じだったと思う?


言葉なんてもので伝わりきれないよ。


とにかくすっごく感謝してるの。


さらちゃんの件なんてどーでもよかったくらい。


この事、これからを使って、感謝の気持ちを返すよ。
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