我等友情永久不滅!
電車を乗り換えて、高校に向かう。
同じ制服を着た人たちの後についていくと、高校が見えてきた。

体育館に入り、案内された場所に座ると、

「ねぇ、どこ中?」

隣の男子に話しかけられた。

「緑第一中学校」

「へぇ、遠いところからきたんだね。
ところで名前は?」

「あたし、福原 夏喜。
あんたは?」

「俺は、星野 壬生(ほしの みぶ)」

「みぶ?
変わった名前だね」

壬生は少し笑う。

「俺、京都で生まれたんだ」

「そうなんだ」

「それよりさぁ、前から2列目の左端の女の子いるじゃん?」

「う、うん」

すごく綺麗な子だ。

「あの子と3人で仲良くなろう?」

壬生の言葉に、あたしは頷いた。
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