愛さずにはいられない
仁は絃に話しかける。

奈央と二人前に進むことを。

進みだせたことを。

その背中を押してくれたのは絃だったことを。

いつか絃のもとへ奈央と自分が行ったらどれだけ進めたか確かめてほしいということを。




でもな、絃。
俺はお前を忘れるわけじゃないぞ。

ずっと絃は俺たちの心にいて、これからもずっと一緒に心の中で生き続けるんだ・・・と。
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