【完】今日もキミにドキドキが止まらない
冬休みが明けて学校に行くのは怖かった。
あの日以来誰とも連絡をとっていなかったし、メッセージのグループ会話からも当然、私は削除されていた。
それがすべてを物語っているような気がしたから。
けれどあの日、助けてくれた彼の言葉を何度も思い出して自分を奮い立たせた。
今日行けなかったら、きっと学校には明日も行けない。
このまま学校へ行くことを諦めたら、きっと私は二度と学校へは行けないだろう。
教室に入る足がバカみたいに震えた。
吐きそうだったし心臓が飛び出てしまいそうになる。
“勇 気”。
その言葉をおまじないのように心の中で呟いて、私は踏み出した。
教室のドアを開けたら真っ先になにか言われるだろうと予想していたのに、誰一人私に近づかなかった。