【完】今日もキミにドキドキが止まらない
彼女達はさらにボリュームを上げてクスクスと笑っている。
こんな至近距離で悪口を言って笑うなんて、当然だけど、わざとやっているに違いない。
あのいっちゃんと言い合った日野原さんが、こんなにも手を震わせている。
悔しくて、惨めで、情けなくて、言い返したいのに怖くて動けない。
その気持ちが痛いくらいに伝わる。
日野原さんがあの夜の私と重なって見えたから。
「……あの!ちょっと聞きたいことがあるんですけど!」
私は彼女達に向かって声を張り上げた。