国王陛下に溺愛されて!?~メイド騎士の攻防戦~10/11に大幅修正完結済み。

「あ、いや。その……未遂ですし」

「未遂だと!?何でキスをされそうになったって
どういう事なんだ?おい説明しろ」

あぁ、余計に墓穴を掘ることに。
一番知られたくない人に聞かれてしまった。
しかも怒っているし……。
ジロッと陛下に睨まれてしまう。もう……ダメだ。
私は、仕方がなくさっきあった事を
陛下とリュウ様に説明した。

「何だ……それは?アイリス。
お前は、騎士でありながら余所の男に
現を抜かしていたのか!?」

何でそうかるのよ?
余所の男に現を抜かしたって……。
別にそんなつもりはないし

「ち、違います。あの……ちょっと
落ち込んでいる時に慰めてくれただけで。
リュウ様だと思っていたし……」

「リュウなら慰めてもいいのか?
お前は、いつからそんなふしだらな女になったんだ?」

「なっ……ふしだらって……」

酷い。そもそも落ち込む原因を作ったのは、
陛下じゃないか。何だかよく分からない内に
陛下と口喧嘩になってしまった。

「まぁまぁ2人共。
口喧嘩は、ほとほどにしてさ」

苦笑いしながらリュウ様が
止めようとしてくれるのだが……。

「そもそもこうなったのは、
お前が勝手に訪問して来るからだ。リュウ」

「そうですよ。紛らわしい……」

「えっ……俺のせい?」

何故だか怒りの方向がリュウ様になってしまった。
これだとただの八つ当たりだ。
結局喧嘩は、平行線のまま終わってしまった。

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